2009年 08月 19日
盆踊り

やぐらの下に、初盆を迎えた方たちの遺影を置かせてもらい、みんなで線香をあげます。今年は、7人ほど初盆を迎えた方たちがいらっしゃいました。

盆踊りが始まるまでの間、ヨーヨー釣りや、ジュース、ビール、お菓子など地区の方々が無料で準備してくれて、みんなで和やかに飲んだり話したり・・・・
時間になると、太鼓が鳴り、地区の役員のおじさんが歌いだします。地区外からも人が集まって、時間が経つに連れ、踊りの輪が大きくなっていきます。

途中、何度も休憩が挟まれ、その度にビール、ジュース、アイスなど配られ、私が子供のころは、これが目的でいろんな地区に踊りに行っていたのを思い出しました。兄ちゃんの遺影の前で、ばあちゃん、お母さん、弟、私、Bさん、さくら、こむぎ、みんなで踊って何だか不思議な気持ちになりました。まさか、兄ちゃんのためにこうして踊る日が来るなんて考えたこともなかったし、でもうれしい気持ちで踊ることが出来てる自分にも不思議な感じがしました。最後の炭坑節を踊る頃には、たくさんの人たちが輪に入り、私たち家族の笑顔が兄ちゃんに届いてくれてたらいいな・・・・と願いました。
その後、兄ちゃんの友達や、弟の仲間たちで兄ちゃんの遺影を代わる代わる眺めて、兄ちゃんの生前の話をしたり、兄ちゃんに話しかけたり、とても素敵な時間を過ごすことが出来ました。お母さんは、始終泣いてましたが・・・
今まで、特に気にして見ていなかったご先祖様を迎える行事。迎え火や送り火をしたり、ナスやキュウリを牛馬の代わりに備えたり(来る時は馬に乗って早く、帰りは牛に乗ってゆっくりと・・・の意味があるらしいです)、お墓の火を行灯に移して持ち帰ったり・・・そういった昔から行われていたいろんな事を改めて知ることが出来たこと、さくらやこむぎに見せてあげられたこと、日本の慣わしが素敵だということ・・・穏やかな気持ちで初盆を迎えられて本当に良かったです。
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by nami3956
| 2009-08-19 23:26
| 暮らし